ソニーロリンズ:JAZZの巨匠:バンガードナイツ:So-netブログ

ソニーロリンズ:JAZZの巨匠 [ソニーロリンズ]



このアルバムは、名盤中の名盤。金字塔です。 おそらくソニーロリンズの最高傑作にて、これを超えるべく生きている間は挑戦するジャズプレイヤーです。 このSt.トーマスは、明るい曲ですが、おそらくは悲しい民族の先祖に向けた曲だと思われます。 アジアンや、アングロサクソンの民族にはわからない何かがこめられた曲なんですよ、多分。 黒人文化の中でも、葬儀のときの行進には明るい曲調が使われるのにも関係があるのかもしれません。 ただ推測するのみですが。 でもそれがジャズの楽しみ方でしょう。
サキソフォン・コロッサス/ソニー・ロリンズ
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私の中の彼の名盤はもう一枚あります。アジアに目を向けたロリンズが高齢にもかかわらず挑戦者として作ったアルバム。その名も「聞かないで:Donn’t Ask」です。ジャズプレイヤとしての姿勢が出ている1枚ですね

Don't Ask

1996/11/05 年 録音の比較的新しい時代のロリンズです。この頃のロリンズはソロの即興(インプロビゼーションですか)に前人未到のパフォーマンスに到達する少し前の頃で、若いミュージシャンや、エレクトリックな音、中国楽器のタイチーなどの演奏というように、自己表現の壁を次の次元へ高めようとした節目となる一枚です。

参加ミュージシャンは当時まだ無名の人が多かったですが、現在では巨人となっているラリーコリエル(Aギター)とのデュオなど今では名演になっている演奏も含まれているアルバム(紹介のものはCDですが)ですね。

どの曲も今の時代では当たり前のような感覚で聞けるとおもいますが、当時はJazz界にあっては、なぜロリンズがというような声も多かったはずですね。
どれを聞いても、Jazzファンでなくても聞きやすくて演奏も楽しめますよ。

圧巻なのは、ロリンズのソロが数年後には、そうかこんな風に到達するのかというような兆しのある、爆発を秘めた力強いソロを聞けるはずです。
今の時代、ドラマや映画にJazzというよりはサックスの演奏挿入がよくありますけよね。感覚的にはそのような感じで聞ける演奏でも、でもやっぱりロリンズは違うわということが良くわかるはずですよ。

バラードなんかも含まれているので、空間音楽としても空気のように流していてもいい音です。メロディアスな一枚。

まだ試聴できるところがありました。

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